口腔管理体制強化加算(口管強)

口腔管理体制強化加算について

口腔管理体制強化加算(口管強)とは

これまで「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」という制度がありました。これは、地域の中で患者さんの歯やお口の健康を継続的に守る体制がある歯科医院を評価する仕組みでした。 しかし、2024年の診療報酬の改定で、この「か強診」は「口腔管理体制強化加算(口管強)」という新しい制度に変わりました。 患者さんのお口の健康をしっかりと管理・サポートできる体制が整っている歯科医院にのみ与えられる施設基準です。

口腔管理体制強化加算(口管強)の認定条件

〇人員体制が充実している

医療安全対策に関る研修・高齢者の口腔機能管理に関わる研修を受けている歯科医師が常勤している
予防やメンテナンスができる常勤の歯科衛生士が常勤している

〇歯を長持ちさせる治療の実績がある

歯周病のメンテナンス、補綴物の維持管理を継続的に行なってきた実績をもっている

〇地域医療機関と連携をしている

在宅医療を行う医科や緊急時に連携している
介護・福祉サービス、保険医療関連など地域医療関連と連携している

〇医療安全対策につき十分な体制が設備されている

AEDや酸素共有装置、血圧計など緊急時に対応できる設備や体制が整備されている
滅菌・感染防止のための十分な衛生管理体制が整っている
歯科のユニットごとに歯の治療時などで飛散する物質を吸引できる環境を整えている

口腔管理体制強化加算(口管強)のメリット

虫歯・歯周病のメンテナンスを保険診療で受けられます

毎月、保険でフッ素塗布を受けられる

通常、成人の患者様に行う、むし歯予防のためのフッ素塗布は自費となります。
か強診に認定された歯科医院の場合、むし歯予防のためのフッ素塗布を毎月保険で受けられます。

歯周病予防のための保険診療を最大、毎月受けられます

通常、歯周病予防のための保険診療は3ヶ月に1回という制限があります。
か強診に認定された歯科医院の場合、歯周病予防のための歯周病安定期治療(SPT)を最大で毎月保険で受けられます。
(※)最大で1ヶ月です。患者様や歯周病の状態によっては2ヶ月や3ヶ月に1回の場合もあります。 ​

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